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おたふくかぜ
症状
感染から発病までの潜伏期間は約2~3週間、37~38度の高熱が1~2日続いたあとに、耳下腺がはれてきて痛みを訴えます。痛みは口をあけたり閉じたりするときに強く感じるようです。耳下腺のはれから3日目ぐらいが最もひどく、1週間前後で少しずつひいて消えていきます。熱ははれがひく前に下がるのが普通です。ただし、発熱がなく耳下腺がはれる場合もあるので注意してください。
流行性耳下腺炎で注意したいのは合併症で、髄膜炎・脳炎・睾丸炎・膵臓炎などムンプスウイルスが全身を回っていろいろな臓器にも症状を起こさせるのです。
原因
ムンプスウイルスよって感染する病気で、感染者からの睡液から飛沫感染します。春先から夏にかけ、1~9歳の子供にかかりやすく、中でも3~4歳の子供に多くみられます。
治療・予後
ムンプスウイルスに特効薬はありません。熱があれば水分補給を十分に行い、安静を保つようにしてください。耳下腺が痛むようなら、冷やして痛みを和らげたり、食べ物は柔らかくてのどごしの良いものを与えて下さい。酸っぱいものは痛みを強くさせるため避けたほうが良いでしょう。
予防
予防にはおたふくかぜワクチンが有効で、生後12ヵ月以上の人が接種できる任意のワクチンです。