トップページ > 皮膚の異常 > 川崎病(かわさきびょう)

SponsoredLink

川崎病(かわさきびょう)

症状

高熱が出て、2~3日すると全身に境界がはっきりしたかゆみのない赤い発疹が出現します。この頃から首のリンパ節がはれます。白目の部分が充血しますが目やにや痛みはありません。唇は赤くなって出血することがあります。口の中は真っ赤で、舌はぶつぶつができます。手のひらや足先が赤くなり、手足が硬くむくんできます。熱は5日以上続き、10日~15日ぐらいして熱が下がりはじめると、手や足の爪ところから皮がむけはじめます。
下痢や嘔吐、腹痛がみられることもありBCGのあとが再び赤くはれることが特徴的です。
合併症として、心臓の障害を起こすことがあるので、油断できません。心筋梗塞や突然死を起こす恐れがあります。

原因

原因は今のところはっきりしていません。別名、急性熱性皮膚粘膜リンパ節症候群(MCLS)ともいいます。

治療・予後

原因がはっきりわかっていないので、決定的な治療はありませんが、入院治療が必要です。
γグロブリンの大量投与が効果があることがわかっています。
冠状動脈に病変が起こった場合、血液が固まりにくくするため、アスピリンの内服を行うことがあります。
入院で適切な治療を受けたあとは、医師の指示に従って生活上の制限などを守りましょう。合併症が残ったかどうかで異なります。いずれにしても、長期にわたって定期的に、診察を受けることが大切です。

健康支援サイトyou-can